毎週金曜日は誰得企画「斉藤さん。の独り言」です。時事ネタや衣食住について語る雑記。今回は「暖かいと寒くないの違い」です。服好きには理解してもらえるかも。
前回の独り言はこんな内容。
11月は熱かった。そして12月は年間のベストバイ。
今年はヤバいのでお楽しみに。
暖かいと寒くないの違い。
先日齋藤力さんにお会いしたときにこんな会話をしました。
曰く「暖かいと寒くないのって違いませんか」と。
確かに。
斉藤さん。が考えるそれぞれの代表例をあげてみましょう。
- 暖かい:カシミヤ
- 寒くない:キャバリーツイル
カシミヤはわかると思いますが、キャバリーツイルはわからない人もいると思います。簡単に説明すると張りコシがしっかりしている秋冬用の生地で、風を通しにくいことから騎兵隊の乗馬服として使われていました。現代でもスーツやコート、トラウザーズに使われています。
話しを戻します。
まずカシミヤからですが、ご存知の通り着ていると暖かいんですよ。
先日紹介したこちらのローゲージニットは東京ではちょっとオーバースペックだと感じるくらい。建物や電車だと暑いと感じることがあります。
ウールも同じく暖かい生地ですが、ウールと比べてもカシミヤは暖かい。これは空気を逃がさずに保温するからと言われています。逆にいえばだから建物や電車だと暑いと感じるわけですが。
次にキャバリーツイル。これは風を通さないものの着ても暖かく感じません。
例えば家の中でジャージからカシミヤに着替えると暖かいと感じますが、キャバリーツイルに着替えても暖かいとは感じません。変化なし。外に出れば風を通すジャージとの違いはすぐにわかります。
これが暖かいと寒くないの違い。
何でこんなことを書いているかといえば冬本番、セールもすぐそこ。
コートやニット、スーツやジャケットを購入したいという方の参考になるのではないかと。
例えば暖かいカシミヤのジャケットと、風を通しにくいキャバリーツイルのスーツでは方向性が全然違います。
カシミヤのニットは暖かいですが、空気を逃がさないというのは暑いと感じる場面も多くなります。それが嫌だ、生活に合わない人にはウールの方がいいかもしれません。(ウールも保温性は高いですがカシミヤほどではないので)
あと厚みも正義です。
このモールスキンのトラウザーズは全く寒くない。コットンはウールよりも寒いのが一般的ですが、厚みが尋常じゃないので寒さを感じません。
良いウールでも薄いと寒いのでやっぱり厚みは正義だなと。
今日の美味いもの。
キノコ鍋。
先日サークルの仲間と「紳士の集い」を開催しました。
美術館に行ったり、喫茶店で会話したり。最後にキノコ鍋を食べに行きました。
このお店は中国に出張しているときに行ったお店で、中国よりもやや日本人向けになっているように感じました。とても美味しかったものの麻辣鍋の方は本気で辛いやつで懐かしさも感じました(笑)
見たことないキノコもありますがどれも美味しかったですね。青島ビールも美味しいし、やっぱり牛肉はあまり美味しくない(笑)
しかし服好きと集まるとずっと話してられますね。ネタが尽きないし楽しい。
また年が明けたら開催したいと思います。
まとめ。
第121回「暖かいと寒くないの違い」でした。興味のない方は金曜日はスルーでお願いします。
もうすぐセールの時期になりますので参考にしていただければ。
記事を書いていてやっぱりウールって人類の歴史上ずっと着続けているだけはあるなと思いました。何を急にって思われるかもしれませんが、暖かくも涼しくも出来るし、保温性も高すぎないので使い勝手がいい。
用途に合わせて生地を考えると良い買い物ができると思います。
2022年も12月になってしまいました。
来年も早々からいろいろ考えていますが、その前にクリスマス、そして年末ですね。まずはベストバイとかクリスマス向けの記事を書こうかな。
今回は以上です。ありがとうございました。